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「帰化・職業相談会」を開催しました。

帰化と職業に関する相談会を10月4日(日)正午からカトリックたかとり教会(神戸市長田区)にて開催しました。インドシナ難民定住者とその家族の自立と日本での生活の安定が目的です。

帰化相談会では最初の30分に一般的な帰化許可申請の流れを説明するとともに、申請時におけるインドシナ難民特有の留意点を全体に説明し、その後、個別相談の時間を設けました。個別相談では、8名の相談者から帰化許可申請に係る相談を受けました。相談者の中には、以前に申請を希望し管轄法務局に相談に行ったものの、「難民」であることを理解されず、大使館や領事館に行って書類を揃えるように指導されたため、あきらめたというケースが複数ありました。また、諸事情により家族の一部の者の帰化を希望されているケース、ODP(家族呼び寄せ)で来日したが、その後旅券の更新をしていないケース等々、一口に「帰化」と言っても入国の経緯、その後の生活状況等により申請を希望する事情や背景は様々です。第2の故郷とも言える日本での生活への想いと、実質上の無国籍で旅券を持つことのできない子どもたちの将来を考えた結果、日本国籍の取得を希望されているということが、相談者の皆さんに共通していました。

職業相談では1名の相談者から、製品加工分野で起業を考えており、どのような法的手続が必要かという相談を受けました。法的手続を行う以前に、事業形態が定まっていなかったことから、起業の支援を行う商工会議所で事業形態の相談を行い、本人が予定する規模に合った事業形態を選択した上で、必要な法的手続を行うようアドバイスを行いました。言葉の問題から、どの機関でどのような相談を行えばいいのかという情報を得ることが難しいことへの苛立ちと、必要な法的手続を行っていないのではないか、という不安を相談者から感じました。

今後、他の地域でも出張相談会を開催し、インドシナ難民定住者の皆さんが抱える日本での生活における問題の解決を支援していきたいと考えています。


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