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関西支部開設20周年になりました

 1996年6月に開設いたしました関西支部が20周年を迎えました。これもひとえに関係機関、難民雇用事業主、支援団体、コミュニティ団体、そして定住難民の皆さんのお力添えのたまものと感謝しております。

 1979年日本で最初に開設された姫路定住促進センターから2,640名のインドシナ難民が退所し、その多くが西日本に定住していました。関西支部では彼らのアフターケアの拠点として相談業務(生活相談、職業相談、日本語教育相談)、各種申請の受付等を行ってまいりました。当初は滞日歴の短い難民の方から、日本語や日本の制度の理解が不十分なために初歩的な相談もたくさん寄せられましたが、現在では自立が進みそのような相談は少なくなりました。一方で、高齢化などに伴って医療や福祉などの深刻で複雑な相談が中心となり、数年間に渡り支援が続くケースも珍しくありません。また、日本出生の難民二世の方々から帰化や婚姻の手続きについてご相談いただくことが多くなったのも最近の傾向です。
 2004年には20名以上のベトナム難民が在留資格を失い、収容されている入国管理センターからの相談に応えて相談員が面接をするなどの支援を行いました。その後、多くの収容者が社会復帰を果たしましたが、現在も同様の相談が僅かながら寄せられています。

 2005年の入管法改正以降、難民認定申請が急増し、生活に困窮する難民認定申請者に対する保護措置も拡大しました。特に中京地域での支援依頼が増加したため、2010年には名古屋国際センター内にも相談窓口を開設し面接を行っています。

 難民の皆さんが定住するためには、日本社会の難民理解が不可欠なことから、さまざまな広報、啓発活動も行ってまいりました。1997年からセミナー「わたしたちの難民問題」を神戸YMCAと共催し、2004年からは教育委員会、JICA等6団体共催で教員向けのセミナーも毎夏開催しご好評をいただいています。

 関西支部は、今後も時代の変化に対応しながら、難民の皆さんが日本で活き活きと暮らしていけるように微力ながら業務を行ってまいりますので、一層のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。


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