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「第13回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を開催しました

 毎年夏に開催している「多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」を、今年も8月8日、9日の2日間、JICA関西にて開催し、2日間で延べ約180名の方々に参加いただきました。

 このセミナーは、平和、貧困、開発、人権、環境、難民などの地球的課題について学校の授業で取り上げてもらうために、教員を主な対象として、教育委員会(兵庫県、神戸市)と、国際協力団体であるJICA関西、(公財)神戸YMCA、(公財)PHD協会、難民事業本部の6団体が2004年から毎年共催しているものです。

 基調講演では、上智大学総合人間科学部教育学科教授・田中治彦さんより「SDGs−国連持続可能な開発目標」と題し、貧困・格差、疾病、ジェンダー、地球温暖化など、先進国と途上国に共通する地球的課題についてどのように取り組んだらよいのか、講義を通して学びました。また、ワークショップでは参加者それぞれがグループ内で意見を出し合い、先にあげた貧困・格差等の慢性的危機に対して、それぞれの分野での持続可能な開発目標を考えました。さらに、開発目標に向けて先進国がどのような課題に取り組む必要があるか考えました。

 また、9つの分科会では、現職の教員、NGO職員、協力隊OV、専門家らがファシリテーターを務め、授業のヒントとなるように参加型学習の実践を紹介しました。

 難民事業本部は、「難民になるということ」と題した分科会を担当し、どのような人を難民と呼ぶのか、もし自分が難民になったら何を持って逃げるのか、難民キャンプでの食事の量など生活はどのようなものなのか、難民が抱える問題についてシミュレーションを通して考えました。教員や学生も含め38名の方々に参加いただき、難民問題について関心を持っていただくよい機会となりました。

 参加者から授業で難民を取り上げてみたいという声も聞かれ、難民問題から多文化共生や貧困、平和など関連領域の展開例をご提案したり、難民理解に役立つ冊子や地図などの教材についてもご紹介したりしました。

 難民事業本部では、これからも教育現場で難民について考えていただけるよう、教員の皆様と連携してまいります。


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