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シンポジウム「神戸と難民」を開催しました(2018.12.1)

 難民事業本部では神戸YMCA、神戸市と共催で、2018年12月1日(土)に神戸YMCA三宮会館にてシンポジウム「神戸と難民」を開催しました。

 はじめに、お二人のパネリストから、神戸の人々と難民の人たちとのつながりについてご説明いただきました。
【神戸とユダヤ難民】
 1940年夏、ナチス・ドイツを追われたユダヤ難民は、さまざまな苦難を経て敦賀に上陸し、神戸に1週間から6か月間滞在しました。神戸外国人居留地研究会理事岩田隆義さんからは、当時の政府の厳しい管理下にあっても、神戸の人々がユダヤ難民の人々に食料を支援するなど、数多くの心温まる交流があったことを教えていただきました。
【神戸とインドシナ難民】
 ベトナム戦争終結後、ボートピープルとして日本にきたハ・ティ・タン・ガさんに、当時難民が発生した状況や、ガさんのご経験についてお話いただきました。ガさんたちが日本で暮らし始めた当初は、さまざまな問題に直面されたとのことですが、その都度、行政や地域の人々等と問題解決に取り組まれた結果、神戸はとても暮らしやすくなり、今では他の地域から移ってくるベトナム人も増えていると伺いました。

 お二人のお話しをお聞きし、難民の人たちと平和でこころ豊かに暮らしていくためには、私たちひとり一人が、難民の方々の置かれている状況を理解し、さまざまな問題をともに考え、ともに乗り越えていくことが大切であることを再認識しました。

 参加者からは、「難民として日本に逃れて来た方のリアルな話が聞けて、すごく勉強になった」、「ユダヤ難民とベトナム難民のことを全く知らなかったので、とても興味深かった」、「ユダヤ難民がどのようにして日本に来たのか経緯をあまり知らなかったので、大変興味をもち、実際にハ・ティ・タン・ガさんからお話を聞けたことも貴重で、歴史的にそんなことがあったのだと思わされ、難民問題について調べていきたいと思った」、「難民の方の苦労、また難民を受け入れるリスク両方を理解し、よりよい町をつくるべきだと思った」といった声が聞かれました。

 難民事業本部では、今後も難民問題を身近に感じていただくため、有意義なイベントを企画してまいります。


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