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難民について知りたい!
─RHQ支援センターで学ぶ難民─

 

第12期生(第三国定住難民第2陣)が松本市で職場見学を実施

 

 2011年12月12日、第三国定住難民コース第12期生8名は職場見学のため長野県松本市の事業所5カ所を訪問しました。今回の職場見学は第三国定住難民の定住受入れを表明されている「信州発国際貢献の会」と地域の方々のご協力を得て実現しました。訪問先は、同会から推薦のあった倉庫会社、クリーニング工場2社、農園、牧場です。
 1社目の倉庫会社では、菓子類、衣類、レトルトカレーなど仕分けたり、箱詰めして出荷したりする作業を見学しました。仕分けの作業には日本語の読み書きの能力が必要ですが、容器の洗浄やレトルトカレーの箱詰めの作業自体はそれほど難しくないとのことでした。
 2,3社目はクリーニング工場で、病院やホテルのリネン等を洗濯、アイロンがけする工場と、個人の衣類を扱う工場の2カ所でした。アイロンの機械に枕カバーやタオルを吸い込ませるとあっという間にしわがとれ、自動できれいに畳まれた状態で所定の位置に落ちてくる様子や、大きなシーツがアイロンの機械から出てきたところを、3人がチームになって機械のような速さで手際よく畳む様子など、機械、人手それぞれが行う作業を見学することができました。
 4社目は、山の裾野に広がる広大な田畑で、米、大豆、蕎麦、野菜などを中心に生産する農業法人です。トラクターなどの大型機械が何台もあり、こうした機械を使って行う農業についての説明を受け、入所者は現地の農業との違いを実感した様子でした。
 最後の5社目は、肉牛を育てる牧場です。ここでは10ヶ月の子牛を購入し、20ヶ月かけて大切に育て上げて、肉牛として出荷するそうです。240頭の牛を、4人で管理しているという説明に一同驚きの表情が見られました。日本の畜産業の現場を初めて見学して、貴重な学びがあったようです。
 見学を通して、入所者からは就業時間、社会保険、休日など労働条件に関する質問や、住居、学校、保育園、スーパーなどの生活環境に関する質問が寄せられるなど、センター退所後の生活をイメージして考えるきっかけになったようです。


 
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