お知らせ

千葉県立東葛飾高等学校で難民理解講座を実施しました

難民事業本部の活動

2024年10月2日(水)、千葉県柏市にある千葉県立東葛飾中学校・高等学校(以下、東葛飾高校)で難民理解講座を開催しました。東葛飾高校では、生徒の皆さんが幅広い教養を身に付けられるよう毎年さまざまな「リベラルアーツ講座」が開催されています。この度の難民理解講座も「リベラルアーツ講座」の一つとして開講され、難民問題等に関心の高い中学生、高校生、保護者の方々約10名にご参加いただきました。

難民理解講座では、「難民の方達の今を知る~日本の難民等受入れの経緯と支援の現状」と題し、主に日本が受け入れている難民等についてお話しました。「条約難民」「第三国定住難民」「補完的保護対象者」など生徒の皆さんにとって聞き慣れない言葉もあったようですが、熱心にメモを取りながら理解を深めようとされていました。生徒の皆さんからも、難民の方たちが無事に本国に戻れることが良いとは思うが実際にはいろいろな事情から日本で暮らし続けることを選ぶ人もいるのではないか、定住地に行くと方言や地域の文化があると思うから定住支援プログラムでもそれらを学べるとよいのではないか等、質問や意見、感想を共有していただきました。また、将来、難民支援や国際協力に携わることを希望する生徒の方に向けて、難民事業本部で働いている職員の入職の背景や、職員が日頃どのような業務をし、どのようなやりがいや難しさを感じながら働いているのかについてご紹介しました。

本講座が参加者の皆さんにとって、これまで持っていた難民等に関する知識やイメージのなかに一つでも二つでも新しい情報が加わり、家族や友人にも共有してみよう、もう少し自分でも調べてみようといった次への一歩に繋がる機会になっていたら嬉しいです。

難民事業本部では、広く一般の方々に日本の難民等受入れや支援の現状について知っていただき、難民等への理解を促進するために、引き続き広報・啓発活動に努めていきます。

東葛飾高校の皆さま、難民理解講座にご参加くださりありがとうございました。

東葛飾高校の難民理解講座の様子

 

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お問い合わせ | RHQ 難民事業本部