6月16日(日)、横浜市青葉区・都筑区を中心に外国人支援等の活動をされているサロン・デ・チャルラス様にご依頼いただき、公開講座として難民理解講座を実施しました。
同講座は、6月20日の「世界難民の日」に合わせて開催され、同団体の会員等24名に参加いただきました。難民事業本部(RHQ)からは、インドシナ難民、条約難民、第三国定住難民、補完的保護対象者の日本への受け入れの経緯や定住の制度、RHQの支援事業について説明しました。
講義後に参加者がグループに分かれてディスカッションを行った後、各グループで話し合った内容を発表しました。発表では、「「難民」と言っても条約難民や第三国定住難民などさまざまな区分があることを知った」、「難民受け入れの初動支援として日本語教育が行われていることは必要なことだ」、「第三国定住難民は受け入れ人数が少ないと思ったが、就労先や住居を確保し、継続的なアフターケアも行うので、単に受け入れ人数を増やせばいいわけではないことがわかった」などの感想や意見がありました。参加者の皆様の「難民」に対する関心は高く、今後も難民について知る機会を得ていきたい、難民理解講座のような場をもっと増やしてほしいといった感想もいただきました。
最後にRHQから、「難民は、日本の皆さんと同じようにそれぞれの定住先で生活を営み、労働し、納税もする。日本社会の将来のためにも難民の方々が地域の構成員として定着できるよう、地域の皆さんにも文化交流や日本語の支援、また日々の生活の中での身近な関わりをぜひ持っていただきたい」とメッセージをお伝えしました。
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